XAMPPでPerlを使うときに注意すること

WindowsでXAMPPを使ってPerlプログラミングをするときの話。

XAMPP + XAMPPアドオンPerl

この場合XAMPPアドオンのPerlを入れるのが自然な流れだと思います。これでもPerlを使うことはできますが、一つ問題があります。

PerlにはCPANと呼ばれるパッケージライブラリがあり、標準で様々なモジュールがインストールされています。それらを適宜インポート(正確にはuse)することでたくさんの機能を利用することができます。また、新しいパッケージが必要となれば、ネットワーク上のサーバからコマンドラインでインストールすることができます。このように高品質なコードを簡単に利用することができるので、CPANPerl人気を支える重要な機能となっています。

しかし、Windowsではmakeする環境が標準で付属されていないため、コマンドライン上でモジュールを追加インストールすることができません。本来ならcpanコマンドを使ってモジュールのインストールを行いますが、

# cpan
cpan> install DBI
nmake -- NOT OK
hogehoge : make NO

↑みたいな感じで、エラーが出ると思います。これはmakeする環境(nmakeや*.gzを解凍するツールなど)を自分で用意すれば解決できるみたいですが、それも面倒です。それに初心者には敷居が高い。

ActivePerl

そこで、XAMPPアドオンを使う代わりにActivePerlを使いましょう。ActivePerlはXAMPPのアドオンと同じく、Perlの実行環境を提供するものです。ActivePerlはppmというパッケージマネージャを備えており、これなら余計なツールを用意しなくてもモジュールのインストールを行うことができます。ppmの使い方は次の通り。

# ppm install <パッケージ名>
# ppm remove <パッケージ名>

これ一つで済むのでとても楽ちんです。今からPerlを始める人は、是非ActivePerlを使いましょう。